Rui Nagai Album「Time Capsule」
全曲解説
 
 
少年の頃、未来の世界はどうなっているのか
想像しながらワクワクしていました。
車は空を飛び、ロボットが家事をやり、月に住んで
ロケットで宇宙旅行している未来が待っていると
思いこんでいました。
そんな時代の大人になった自分へのメッセージ。
想像していた未来はどうなって
どこへ行ったのでしょう。
 
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1   One of Life
アルバムのオープニング曲。 
絡み合い、複雑になった現代。
そんな時代だからこそシンプルに。
大切なひとつ。皆、心にあること。
ドライブ感あふれるドラムは、UGUISS、チューリップの松本淳氏。
ROCKROLLY・HIPSLIPSでの長年のパートナーであり、頼れるドラマー。
心地よいタイム感やフレーズが曲に躍動感を与えてくれます。
何も注文しなくても、想像以上に曲にピッタリな演奏を
ほぼテイクワンで決めてしまうのが凄いです。
 
2   It’s Your Day
少年の大切なともだち。幼いころの夢。
秘密の基地。
描いた未来。
冒険の先に目指した世界。
大人になった今も、変わらず信じているのだろうか。
 
3   Time Capsule
アルバムタイトル曲。
幼い自分から大人の自分へ、想いや希望を入れたタイムカプセル。
届いた時はどんな世界で、大人になった自分は何を想うのか。
ボーカルとギターソロは、 JAM Project・マクロス7でお馴染みの福山芳樹 氏。
抒情的な甘い歌声と印象的なフレーズと音色のギターで曲を盛り上げていただきました。
福山さんのことは、影響を受けた音楽と目指している音楽観が
自然と似てしまったアーティストのひとりだと、勝手にリスペクトしています。
 
4   小さな光
宇宙へ旅立ち、故障しながらも自力で修復して
無事に帰還した「はやぶさ」。
みんなの希望と期待を背負っての孤独な旅は、
どんな気持ちで過ごしたのだろうか。
 
5   Natural
飾らず自然にそのままで。
安定のリズム感とタイトなドラムは小畑ポンプ氏。
言わずと知れたすかんちのドラマーで、
ROLLY&GLIMROCKERSではパートナーであり、歌うドラマー。
大きな音から小さな音まで操る職人技で
ドッシリと曲を支えていただきました。
洋楽的な大きさと存在感が、
この曲をよりいっそう深い印象にしてくれました。
さすがです。
 
6   Carry On
失敗して情けない自分の傍で
正しい道に導いてくれる君の存在は大きい。
忘れてしまいがちな、さりげないことを
忘れないよう背負っていく。
大人になっていく過程で大切な気持ち。
この曲のドラムも松本淳氏。
1曲目ではアメリカンテイストなドラミングでしたが、
この曲ではブリティッシュな雰囲気です。
 
7   Paradise
長くて短い人生の中で
どの道を進んで行くかで、その先の道が決まる。
その道が一緒の道か、別な道なのか迷う。
だが一緒に進むその道は、きっと楽園につながっている。
この曲のリードギターは特殊音楽家ROLLY氏。
ROCKROLLY、ジャングルブッダ、ソロ活動の数々など
長年一緒に活動させていただいていますが、
深い音楽愛と個性的なパフォーマンスは誰にも真似できません。
この曲の随所で聴かれる叙情的でスペーシーなギターフレーズと音色が
それを物語っています。素晴らしいです。
 
8   また朝はくる
人生の中では、ざまざまな日が訪れる。
何もない日、嬉しい日、悲しい日、苦しい日、寂しい日、楽しい日。
どんな日だったとしても、必ず朝はくる。
この曲のベースとタンバリンは湯川トーベン氏。
1985年頃からバナナというおかしなバンドを一緒に始めて、
1990年にFOLKROCKS、またソロ作品も含めて
気づいたら35年以上経っていました。
感謝しかありません。
今回もぶっとく大きく包み込むようなベースと
人間味あふれるタンバリンで、曲に重みと存在感を与えてもらいました。
 
9   睥睨
重苦しい夜。闇が襲う。
アルバムの中で異彩を放つ
プログレッシブナンバー。
対照的な音色のギターを交互に登場させることで
狂気のギャップ感を生み出しています。
変拍子により、よりアンバランスな雰囲気を演出しています。
 
10  Say Hello
出会いがある。
別れがある。
いつも会える。
いつかまた会える。
そうやっていつも廻っている。
 
11  Two In One
久しぶりに聴くと、
最初に聴いた当時の景色や匂いが蘇ってくることがある。
アメリカ西海岸の音楽では明るく楽しい気分に。
イギリスのロックサウンドでは寂しく孤独な気分に。
不思議なのは、その逆もある。聴いた時の偶然の感覚だろうか。
間奏部分のアメリカンなスライドギターは、タートルズの松本タカヒロ氏。
ROLLY&GLIMROCKERSでは最年少の王子ですが、
ポップな楽曲センスとサウンドを生み出すクリエイターなのです。
曲の雰囲気に合わせてメロディックで爽やかなギターソロで
ロサンゼルスの風を吹かせてもらいました。
 
12  With Love
アルバムラスト曲。
なんでもない日常では気づかない想い。
無くしてしまって、初めてわかること。
その重みは、計り知れない。
途中から加わるドラムは
当初ブラシで叩こうと考えていましたが、
結局はスティックで叩きました。
 
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少年が埋めたタイムカプセルの行方は?結末は?
少年が描いた未来はどうなったのでしょうか。
謎のまま、本作は終わります。
 
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